Trivia

千歳烏山シャッフルドラム教室
○○○ドラムの豆知識○○○





Hi-Hatってなぜ呼ぶの?

セットの左側に置いていたこのシンバルセットのシンバル部分は、もともと床から30センチほどの所にあったのです。ペダルを踏むと上下二枚のシンバルが重なるようになるのは現在のものと同じですが、昔はその名もローソック・シンバルと言いました。(Low Sock)しかしただ踏むだけではもったいない、これを手でも叩けるようにすれば面白いのでは?と高い位置まで上げられてハイハット・シンバルとなった訳です。帽子の形をしたシンバルが高い位置にあるからハイ・ハットなんですね。
 


Ride CymbalのRIDEって?

その昔はトップシンバルとも呼ばれたこのシンバル、名前の由来をよく誤解されています。昔は必ずバスドラムの上に乗せていたからRide?違います。これはRide with the musicのRideです。つまりリズム、音楽に乗るという意味。ハイハットと同様にロックからジャズに至るまでとても重要な刻みを奏でる部分、サーファーが波に乗るように、ドラマーはこの楽器で音楽に乗るんですね。
 


スナッピー=Snappy?

スネアドラムの裏にある響き線。日本では一般的にスナッピーと呼びますよね。パチパチとはじけるような音がするのでこの部分をスナッピーと呼んでいるのでしょう。しかし、本国アメリカではこのらせん状の響き線こそスネア(Snares)と呼ばれるのです。だからスネアドラムなんですね。
 



タム?トム?

メロディアスなフレーズを作る のに不可欠なタム。日本では現在、タムという呼び方が一般的ですが、かつてはトムと言われてました。Tom Tomという綴りを見れば納得ですね。しかしいつから変わったのでしょうかね。英語で了解!を意味するラジャーも同じですね。綴りから判断するならロジャー(Roger !)のはず。どちらも英語本来の発音を重視したんでしょう。しかしTomもRogerもよくある男性の名前だなぁ。
 



ドラムは危険な楽器?

打楽器を長時間鳴らし続けると精神的におかしくなると信じられていたのはご存じでしょうか。太鼓の持つ躍動感、空気を通して伝わる刺激には人を陶酔させる作用があるのはわかるような気もします。耳が不自由な方でも太鼓の演奏を聞くと、空気の振動から高揚感を得られるということもあるようですね。非常に原始的な楽器ながら、人間の心の奥底まで揺さぶる何かがあるんですね。その昔、ドラムのカタログには、「長時間演奏すると気分が悪くなる場合がございますのでご注意ください」との明記があったそうです!
 


TAMAの由来って?

国産のドラムメーカーは世界的にも認められた素晴らしい会社が多いですね。創設者の山葉 寅楠氏からとったヤマハ、真珠の意味のパール、導く者の意味があり輝く星としても知られるカノウプス。しかしタマだけはメーカー名の由来がずっと疑問でした。星野楽器という母体の一部から以前はスターと名乗っていたのは理解できますが、タマとはなんぞや?サザエさんでも知られるペットの猫の名前が脳裏をよぎってしまう。多摩?玉?球?調べてみると案外シンプルな由来でした。社長のお母さんの名前「多満」からとったんだそうです。自分の母親の名前を会社名にするとは何とも心温まる話しではないですか。