ア~オ、カ~コ
オープン・ロール:シングルやダブル・ストロークの連打による粒立ちのよく聞こえるロール。
クローズド・ロール:プレス・ロールのようにスティックに圧力を加えて3打以上の音を1ストロークで演奏したものを繋げザ~ッと一つの連続音のように表現する奏法。
喰う:リズムを喰うとは、本来1拍めで強調される音をその前段階(4拍め裏等)で強調させること。
グルーピング・フレーズ:4/4拍子での奇数拍の塊(グループ)、12/8での4つ一塊等のポリリズミックなフレーズ
クラッチ(ハイハット・クラッチ):トップのハイハットをスタンドに固定させている部分。
コーテッド:ドラムの皮の表面がコートされた(COATED)もの。(通常スネアがそういうヘッドで白くコートされている。)
グリップ・エンド:スティックのお尻部分。(チップの反対側)
カップ:ベルとも呼ばれるシンバルの中央のふくらんだ部分。
コンビネーション(フレーズ):手足を組み合わせたフレーズ。コーディネーションとも呼ばれる。
コンピング:英語のAccompany(伴奏)、Ac-"comp"-anyに由来する。ジャズ演奏における合いの手的な演奏のこと。トラディショナルなジャズではライド・シンバルでレガートを刻み、2&4でハイハットのバックビートを踏み、スネアやバスドラを使ってコンピングが行われる
。
クラーベ:キューバの音楽における鍵となるリズムのこと。2:3や3:2のソン・クラーベやルンバ・クラーベがある。
クリック:メトロノーム他、定期的にテンポを示す電子音。(かつてはドンカマと呼ばれた。)
アップ・ビート:弱拍のこと。オフ・ビート、ウィーク・ビートとも。
アップ・テンポ:速いテンポ
ゴースト・ノート:アクセント音に対する極小音のこと。
ゴースト・モーション:ハイハットを踏む足による空踏みのこと。
オープン・ハンド(スタイル):ハイハットとスネアをスティックをクロスさせないで演奏するスタイル。
エッジ:シンバルの端の部分。
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サ~ソ、タ~ト
スティッキング:ストロークを行う手順のこと。
シンバル・チョーク:クラッシュ・シンバルを叩いた直後に音を止める奏法。ダブル・ストローク:その名の通り、片手で2打ずつ、右右左左という手順の奏法。※ただしシングル×2では行わず、リバンド(打面に弾ませるストローク)→スクイーズ(跳ね上がったスティックを握る動作によって引き戻すストローク)の連続によってストロークを行う。
シンコペーション:弱拍を強拍に変えること。(4拍めの裏でクラッシュ・シンバルを入れてリズムを喰うのが典型的)
スリップ・ビート:その名の通り、パターンを8分や16分ぶんずらしたパターン。(後ろにずらすのが一般的)
スプロケット:ペダルの滑車部分。(この形状が遠心力の掛かり具合に大きく影響する。)
ショルダー:スティックの段々と太くなっている前方部。
チップ:正確にはティップ。英語のそのままの意味でスティックの先端部分。
チャイナ・シンバル:サステインが短いが、インパクトを与えられる音の出るシンバルの種類。シンバルを裏返しにセッティングすることが多い。
スプラッシュ・シンバル:小口径のシンバルで、英語の意味が示すように水がはねるパシャ~ンという音が出る。
シズル・シンバル:正確にはシズリング・シンバル。シンバルに小さな穴を開け、幾つか鋲(リヴェット)を打つことによってサステインを長めに得られるようにしたシンバル。
ストレイナー:スネアのスナッピーのオン/オフ・スイッチ。
(ドラム)スローン:ドラム椅子のこと。
シャッフル:リズムの種類。タッカ、タッカというスキップをする時に聞こえる跳ねるようなリズム。英語ではこの揺れるリズムをスウィング、アンイーヴン、バウンス等様々な言葉で表す。
セカンド・ライン(ビート/リズム):アメリカのニューオリンズで生まれたマーチングをスウィングさせたリズム。
ダウン・ビート:強拍。オン・ビート、ストロング・ビート。
ストローク:スティックの一振り。一打。
グリップエンド:スティックの後ろの部分。
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ナ~ノ、ハ~ホ
バズ・ロール:細かいプレス・ロール音。(英語のbuzz...=蜂のブ~ンという音から想像するとわかりやすい。)
フラム:本音符の前に装飾音を一つ入れタラッと聞こえるように左右の手をずらして叩く奏法。(英語だとFLAM!と聞こえるらしい。)
パラディドル:手順の一種。右左右右、左右左左を基本にスタート位置を替えることによりバリエーションを増やす。
フレージング:ある決められたリズムにおいてドラムセットを使ってパターンやフィルインを作ること。
ブロークン・フィール:本来2,4拍に置かれるバックビートを裏にずらすことによって変化をもたせたパターンのこと。ビーター:バスドラムを演奏するためのペダルの振り子部分。(BEATを出す場所なのでBEATER)
ヘッド:ドラムの皮(打面)のこと。ポリリズム:意味的には同時に複数のリズムが進行すること。4拍子の中での半拍半フレーズ、1拍半フレーズ、3拍フレーズや3連符系での4分割フレーズなどのグルーピングが代表的。
フィル・イン:ドラム演奏でパターンの合間に入れる短いフレーズのこと。
バック・ビート:2拍、4拍。
ブレイク:曲中の休符部分。
ボウ:シンバルのエッジ(端)とカップ(真ん中のふくらみ)の間の部分。
ビーター:バスドラムのペダルの音を出す部分。
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マ~モ、ヤ~ヨ
マッチド・グリップ:両手とも同じように五指で包み持つグリップ。
ミュート:余分な倍音をカットすること。ガムテープ、ティッシュ、ブランケットのようなものを打面につけたりする。マッフリングとも呼ばれる。
ラ~ロ、ワ
ライド・シンバル:通常右利きの場合右側にセッティングされるリズムを刻むためのシンバル。(かつてはトップシンバルとも呼ばれた。)
リム・ショット:クローズド・リム・ショットはラテン音楽やポップスのバラードに使用されることの多いスティックのグリップエンドに近い部分をスネアの縁(リム)に当てて 音を出す奏法。オープン・リム・ショットは、スネアの打面中央と縁を同時に叩いて金属音の混じった大きな音を出す奏法。浅めに叩くと甲高い音となりティンバレスのような歯切れの良い音を得られる。
ラフ:本音符の前に2打装飾音を入れる奏法。タララッと聞こえる。(引きずるように音を出すので、ドラッグ=DRAGとも呼ばれる。)
リード・イン(フレーズ):ブレイクの後のフィル・イン。ピックアップフレーズとも呼ばれる。
リニア・ビート(フレーズ):リニア=LINEAR、とは音を線上に並べて作るパターンのこと。
レギュラー・グリップ:左手を親指と人差し指の股に挟んで持つグリップ。トラディショナル・グリップ、あるいはコンベンショナル・グリップとも呼ばれる。
リモート・ハット:シンバル部とペダルをワイヤーでつなぐことによってハイハットシンバルを自由にセッティングできるように改良されたもの。
ルーディメンツ:打楽器の基本打法。シングル・ストロークに始まり、フラム・アクセント、ラタマキュー等スネアでのマーチング技術を指す。
(シンバル)レガート:トラディショナルなジャズにおけるライド・シンバルの滑らかなリズム・パターンのこと。(チーン、チーキという流れ)
レディ・ポジション:ストロークをする前そして終わった後の姿勢。
ラッピング:ジャズでよく使われる奏法の一つ。スネアの打面に一方のスティックを立てるようにつけて置き、その立てたスティックの中腹をもう一方のスティックでヒットする。スティック・オン・スティックとも呼ばれる。
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