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千歳烏山シャッフルドラム教室 


 
 
 
(1)手順(スティッキング)の練習:
 




4つの音のかたまり:言葉で示すと「タカタカ」。右手=R、左手=L。叩く音は「タ」もしくは「カ」、休む音は「ン」で表記します。


①タカタカ(1,2,3,4)=RLRL、②タカタン(1,2,3と出して4は休み)=RLR、③タンタカ(1,3,4と出して2打目は休み)=R RL。ではタタンタの手順は?


ヒント:タタンタという音は、1,2,4を出して3打目が休みです。答えは下の方にあります。



(2)簡単なパターン練習:どれも膝の上でやってみましょう。
 



「①右手+右足⇔②両手」これを交互に叩くだけです!ドンタン、ドンタンというリズムが聞こえればできあがりです。簡単ですね。


次は、「①右手+右足→②右手→③両手→④右手」この4つを繰り返します。上記の①→②→①→②の間に右手のみの動作が加わりました。ドッチッタッチッという音がイメージできますか。さぁこれでエイトビートはできあがりです。どうです?生のドラムセットを叩きたくなってきましたか?でも我慢してこの連続運動に慣れてしまいましょう。スティックを持ってもこの運動がしっかりと体に入っていれば安定したリズムを刻むのは容易です。



(3)コンビネーション練習
 



①「右足⇔右手」これを交互に繰り返して綺麗にドタドタという音を出しましょう。組み合わせを順に変えて難しくしていきます。


(右足⇔右手)×4~(右足⇔左手)×4~(右足→右手→右足→左手)×2


②今度は3つで一かたまりのコンビネーション(3連符)です。まず右手→左手→右足という流れでタタドという音を作りましょう。そして順に位置をずらしていきます。


(右手→左手→右足)×4~(右手→右足→左手)×4~(右足→右手→左手)×4


(タタド)×4~(タドタ)×4~(ドタタ)×4と聞こえればバッチリです!



(4)ウラ取り練習
 



好きな曲をかけてパン、パン、パン、パンと手拍子をして下さい。慣れてきたら初めのパンは休んで、次のパンを鳴らし、また休んで、鳴らしを繰り返しましょう。



慣れてきたら、パン、パン、パン、パンの手拍子に合わせて1,2,3,4とカウントしてみましょう。(いち、にい、さん、しい/ワン、トゥー、スリー、フォーどちらでも構いません)。これも慣れてきたらカウントはしたままで2と4のところでのみ手拍子をするようにしましょう。


*カウントしながら1と3だけでも手拍子をしてみましょう。2と4で手拍子した時と何か違う感じがする方はいらっしゃいますか?もし違いを感じる方がいたら豊かな感性をお持ちの方でしょう。理由は下に載せておきます。



(1)の答え:タタンタの手順は「RL L」です。1,2,3,4をRLRLで叩く時の3打目がないのでRが削られた手順になります。




(4)1と3で手拍子をするとダウン・ビートという下に向かう重いビートの上でリズムを取ることになります。もともと重いビートの上に音を重ねて取ることになるので、よりズシンと沈んだ感じが得られます。



一方2と4はアップ・ビートという上に向かうビートにあたります。立ち上がろうとするビート上に手拍子を乗せると、不思議なことに推進力が加わるんです。


専門的に言うとウラ拍(オフ・ビート)からオモテ拍(オン・ビート)に押されるからなのです。立ち上がった不安定なビートは着地点を求めて動こうとするんですね。これが感覚的にわかればリズムの作りだす躍動感のヒントを得たも同然です!